乳酸を分散、分解
クールダウンとは、運動後にする軽いランニングやストレッチの事をさします。これを、バイクライディング後にすると、疲労からの回復の助けになります。
疲労の原因の1つが、運動によって発生する乳酸というの疲労物質があります。乳酸は、運動時に使われた部分(筋肉)を中心に筋肉中などに溜まります。運動後すぐに休憩してしまうと、心臓から送り出される血液が少なくなります。そうすると、血液にのって筋肉中の疲労物質が運び出されず、回復が遅れてしまいます。クールダウンをする事で、乳酸が筋肉中から運び出され、回復が促進されるのです。
筋肉という名のポンプで押し流す
筋肉中の乳酸を押し出すのは、筋肉自身です。筋肉は、運動する時、収縮を繰り返します。これを利用して、乳酸を押し出すのです。
筋肉は、縮んだときに筋肉中の血液を押し出します。この時、乳酸も一緒に押し出されます。緩んだ時に、より新鮮で栄養分を含んだ血液が流れ込みます。これを繰り返す事で、乳酸による疲労から回復しやすくなるのです。
バイクから降りたら、スポーツドリンクで水分をと糖分を補給します。その後、軽いジョギングや座ってのストレッチなどをして筋肉を収縮させましょう。目安は、軽い運動の場合は、心拍数が上がらず、少しづつ下がるくらいです。ストレッチは、使った部位(筋肉)だけでなく、全身をしっかりしましょう。